自宅で髪を染めるのは、手軽で楽しいものですが、色素が肌や床に付いてしまうと面倒ですね。
肌に色が付いてしまったときは、水に浸したコットンでサッと拭けば簡単に取れるので安心です。色が定着する前に対応することで、大変な除去作業を防ぐことができます。
以下に、色々な対処法を紹介します。
- 肌に髪染め液が付いたときの除去方法
- 床に色が飛び散ったときの清掃方法
- 衣服に染料が付いたときの洗浄方法
- 染料が付着しないための予防策
これらの対策を知っておけば、髪を染めるときも安心です。
肌に髪染め液が付いたら、すぐに拭き取るのがポイント!
普段使う髪染め液が肌に付いても、通常は数日から1週間で自然に消えますが、放置せずすぐに対処することが重要です。
洗顔や入浴で徐々に色は薄れますが、速やかに対処すれば肌トラブルも防げます。肌に付いたら、直ちに水に浸したコットンで優しく拭き取りましょう。
色が定着してしまった場合はクレンジングオイルを!
時間が経過して色が定着してしまった場合は、クレンジングオイルが効果的です。
クレンジングオイルを塗って汚れを拭き取ることで、油分が汚れを浮かせます。
その後、石鹸で洗い流すとさらに効果的です。頑固なシミには、専用のカラーリムーバーを試すのも一つの方法ですが、敏感肌の方は注意が必要です。
染める前の肌保護も忘れずに!
髪を染める前には、ワセリンやベビーオイル、保湿クリームを肌に塗ると良いでしょう。
これにより色素の付着を防ぎ、万が一付いても簡単に拭き取ることができます。事前の準備は肌を保護し、後の掃除の手間を省くことにもつながります。
床に付着した髪染め液の迅速な対応がカギ
髪染め液が床に付着した場合、迅速な対処が非常に重要です。放置すると色素が床材に染み込み、取り除くのが困難になります。
見つけ次第、すぐに拭き取るか洗い流すことが推奨されます。初期段階であれば、普段使う中性洗剤や石鹸で除去可能ですが、色が定着してしまった場合は特別な方法が必要になります。
ここでは、しっかりと定着してしまった色素の除去方法について説明します。
メラミンスポンジを使って優しく拭き取る
床の染料除去にはメラミンスポンジが効果的です。このスポンジには研磨剤が含まれており、軽くこするだけで染料を除去できます。
メラミンスポンジを少量の水で湿らせて、染みに対して優しくこすり洗いします。クリームクレンザーも研磨効果があり、メラミンスポンジがない場合の代用として利用できます。
ただし、強くこすると床材を傷つける恐れがあるので注意しましょう。使用する前に、床材が研磨剤に耐えるかテストしてください。
塩素系漂白剤でしみを除去
頑固な床の染料には塩素系漂白剤が有効です。
染みに直接塩素系漂白剤を塗り、キッチンペーパーやラップで覆い、しばらく放置します。これにより色素が浮きやすくなり、数分後に水で洗い流せば除去できます。
塩素系漂白剤を使用する際は、手袋やマスクを着用し、十分な換気を行うことが重要です。
酸性の洗剤と混ぜると有害なガスが発生するので、これは避けてください。
染める前に床を保護
髪を染める前に床を保護することは、後の清掃を楽にします。新聞紙を床に敷くことで、飛び散った髪染め液を素早く片付けられます。
直接新聞紙を敷くことができない場合は、床を軽く濡らしておくと、染料が床に定着するのを防ぐことができ、清掃が簡単になります。
衣服への髪染め液付着時、素早い洗濯が解決の鍵
衣服に髪染め液が付着した場合、迅速な対応が色素の固定を防ぎます。染めた部分をすぐに拭き取り、水ですすいでください。
染めた衣服は他の洗濯物と分けて洗うことが重要です。色が他の洗濯物に移るリスクを避けるためです。速やかに洗濯することで、染料が落ちやすくなります。
では、染料が付着して時間が経ってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?ここで具体的な方法を説明します。
除光液や歯磨き粉でシミを除去
シミに直接除光液を塗り、柔らかいタオルで軽くたたいて汚れを浮かせます。
次に、歯磨き粉を少量つけた柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングします。この処理を行った後、温水でしっかりとすすぎ洗いをしてください。
これらは家庭にあるものを利用するため、特別な費用をかけずに対処可能で、クリーニング代も節約できます。
髪染め時には専用の服を準備
髪を染める際には、染料が付いても心配ないように事前に準備することが大切です。着古したTシャツやもう着ない衣服を使うと良いでしょう。
これにより、染料が飛び散っても安心で、使用後は簡単に廃棄できます。
お気に入りの服を守り、髪染めの際のストレスを減らすことができます。また、専用の髪染め服を一枚用意しておくと、後の手間も省けます。
まとめ
- 肌に髪染め液が付着した場合は、水に浸したコットンで即座に拭き取ります。
- 床に髪染め液が落ちた際は、迅速に中性洗剤または石鹸を使って洗い流します。
- 衣服に髪染め液がついた場合は、直ちに汚れを拭き取り、水で洗い流すのが効果的です。
髪染め液がどこに付着したかにかかわらず、速やかな対応が最も重要です。これにより、色素が定着する前に除去することが可能になります。
肌に髪染め液が残ってしまった場合は、メイク落としを使ってから石鹸でしっかり洗い流しましょう。
床にシミができてしまった時は、メラミンスポンジや塩素系漂白剤の使用をおすすめしますが、漂白剤を使用する際は、手袋やマスクを着用し安全に注意してください。
衣服に染料がしみ込んでしまった場合、水洗いだけでなく、除光液や歯磨き粉を使って汚れを除去する方法も有効です。
自宅で髪を染める時には、事前に肌に保護クリームを塗ったり、作業スペースに新聞紙を敷くなどの準備が大切です。
染めた後は、すぐに肌や床、衣服に色がついていないかを確認し、必要に応じて速やかに処理を行いましょう。