食品の保存や小分け整理に欠かせないジップロックや冷凍保存袋は、普通のビニール袋よりも少し高価ですが、何度も使い回せば、お財布にも地球環境にも優しい選択になります。
メーカーは基本的に一度きりの使用を推奨していますが、食品をプラスチックラップでくるんだり、きちんと洗ってしっかり乾かすことで、これらの袋を安心して再利用することが可能です。
この記事では、ジップロックや冷凍保存袋を繰り返し使うための、洗浄と乾燥の効果的な方法について詳しく解説します。
ジップロックの洗い方と乾かし方
ジップロックや冷凍保存袋を衛生的に再利用するには、正しい洗浄と乾燥が欠かせません。これは、食中毒を防ぐためにも大切なことです。
使用する洗剤は、家庭にある普通の食器用中性洗剤で問題ありません。
洗う手順は次のとおりです。
・次に、袋を裏返しにして内側も同様に洗います。
・洗い終わったら、水分を振り払って余分な水を取り除きます。
・内部と外部にアルコールスプレーを吹きかけて消毒しましょう。
・完全に乾かしてから、もう一度使用します。
洗い方の注意点
ジップロックや冷凍保存袋はビニール製なので、洗う際にはいくつかの注意が必要です。
・角や縁に汚れや洗剤の残りが出やすいので、特にそこは丁寧に洗いましょう。
乾かし方のコツ
袋を衛生的に再利用するためには、しっかり乾燥させることが大切です。
・キッチンペーパーで内部の水分を拭き取ると、より早く乾きます。
乾燥には工夫ができます。たとえば、ピンチハンガーで吊るしたり、菜箸をコップに立ててその上に逆さまにかぶせたりする方法があります。
我が家では、布巾掛けにかけて乾かしています。再利用の際は、清潔を第一に考え、アルコール消毒をしてさらに安全を確保しましょう。
ジップロックを再利用するメリット
肉などを購入してそのまま冷凍庫に入れると、かなりのスペースを占めてしまいます。そこで、ジップロックや冷凍保存バッグが役立ちます。
これらを使えば、スペースを効率的に使い、残った料理や作り置きのおかずの保存にも便利です。
これらのアイテムは、基本的に一回の使用が推奨されていますが、工夫次第で何度も使えるため、経済的かつ環境にも優しい選択となります。
再利用がもたらす利点
経済性について
ジップロックや冷凍保存バッグは、一般のビニール袋に比べると少々高価です。
常に新しいものを使うと、経済的には得策ではありません。再利用により、家計の節約にもつながります。
環境への影響
使い捨てにすると大量のゴミが発生し、これは環境に悪影響を及ぼします。ゴミを減らすことは、環境保護のみならず、経済的な面からも重要です。
家庭では特に、食品保存の機会が多いため、再利用はコスト削減の観点からも大切です。
再利用アイデア
ジップロックや冷凍保存バッグは、以下のような多様な用途で再利用できます。
・使用済みオムツの一時的なゴミ袋として
・予備のマスクを保管するために
・生ゴミを入れる袋として
これら以外にも、食品以外での再利用が可能です。
再利用時の注意事項
再利用を検討する際は、以下の点に気をつけましょう。
・丁寧に洗ってしっかり乾燥させる
これらを守ることで、ジップロックや冷凍保存バッグを衛生的に、そして長期間にわたって使い続けることができます。また、洗浄後はアルコール消毒を忘れずに行いましょう。
ジップロックと冷凍保存バッグを再利用する際のデメリット
ジップロックや冷凍保存バッグの再利用は経済的かつ環境に優しい選択肢ですが、一方でいくつかのデメリットが存在します。
再利用時の課題点
再利用による節約は魅力的ですが、ジップロックや冷凍保存バッグを洗ってまた使う際には、次のような問題点があります。
洗浄と乾燥の手間
個人的な経験でもありますが、これらの袋を洗って乾かすのは、予想以上に手間がかかります。
衛生面での懸念
内部を完全に洗えていなかったり、湿気が残ったりすると、細菌が繁殖する原因となり、食品の安全性を損なう恐れがあります。
そのため、ジップロックや冷凍保存バッグを再利用する際は、徹底した洗浄、アルコール消毒、そして完全な乾燥が必要です。
再利用を避けるべきケース
油分の多い食品を保存した後
油分を含む食品を保存すると、油が残りやすく、これを完全に落とすのが難しいです。
洗剤をたくさん使っても汚れが残る恐れがあるため、再利用は控えた方が無難です。
粉類や調味料がチャック部に入った場合
チャック部に粉類や調味料が入ると、きれいにするのが一層困難になります。この場合も、再利用せずに新しいものを使用することをおすすめします。
ジップロックは使いやすさと再利用のしやすさで知られていますが、上述したような状況では、再利用を見送り、新しいバッグを使用することで、時間と労力を節約することができます。
まとめ ジップロックと冷凍保存袋をうまく再利用するためのポイント！
ジップロックや冷凍保存袋を衛生的に何度も使うためには、食品を直接入れず、使用後はしっかり洗って完全に乾かすことが大切です。
これらの袋は繰り返し使えるものの、無限に使えるわけではありません。繰り返し洗うことによって素材が劣化したり、細かな穴があいたり、チャックがうまく閉じなくなることもあります。
再利用を考える際には、2～3回の使用を目安に、袋の状態を見て新しいものに替えることを推奨します。
ジップロックや冷凍保存袋は食品を保存するだけでなく、さまざまな用途で大変便利です。この機会に、再利用のコツを掴んで、賢く使いこなしましょう。
