絆創膏を剥がした後の不快な臭いの原因と対策

豆知識
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「一日中絆創膏を貼っていたら、取ったときに変な臭いがした…」

絆創膏を剥がしたときに遭遇するその不快な臭い、一体何が原因なのでしょうか。

自分の身体からこんなにも不快な臭いがするとは思わず、ビックリしますよね。夏場になると特に、この問題は深刻に感じられます。

この不快な臭いの大きな原因は、細菌の増加にあります。

細菌が過度に増えた場合、化膿してしまうことも。細菌の増殖は軽視できない問題ですが、適切な対策を講じることで防ぐことが可能です。

それでは、このような臭いがどうして発生するのか、またどう対処すればいいのかを詳しく見ていきましょう。

この記事では以下の内容を紹介します。

絆創膏による臭いの原因

  • 臭いを防ぐ3つの方法
  • 推奨される絆創膏と湿潤療法
  • 効果的な絆創膏の貼り方と痛くない剥がし方
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絆創膏の臭いの原因は細菌

絆創膏を長時間貼り続けると、剥がした際に不快な臭いを感じることがあります。この臭いの背景には、細菌の増殖があります。

絆創膏を長く貼っていると、湿気が溜まり細菌が増えやすい環境ができあがってしまいます。

肌は目に見えないけれど、常に呼吸をしており、汗をかくことで体温を調整しています。

絆創膏を使うことで、この汗が逃げ場を失い、じめじめとしてしまいます。また、お風呂や水仕事をしたときにも、同じように湿気が閉じ込められます。

絆創膏からくる不快な臭いを防ぐ三つの対策

誰もが避けたいのが不快な臭いです。その臭いが細菌の繁殖が原因だと知れば、何らかの対策を打ちたくなるのは当然です。

そのような不快な臭いの主な原因は、湿度が高い環境下で細菌が活発になることにあります。でも、細菌の増殖を防ぐことができれば、問題はかなり改善されます。

日々の取り替えが肝心

長い間同じ絆創膏を使い続けると、細菌が増えやすくなります。

そのため、特別な種類の絆創膏でない限り、毎日の交換がおすすめです。

絆創膏を交換する際は、傷を清潔に保つため、水道水でしっかりと洗い流すことが大切です。

濡れてしまったらすぐに交換

運動や入浴、水仕事などで絆創膏が濡れたら、早急に取り外して水分を拭き取り、新しいものと交換してください

通気性が良い絆創膏を選ぶ

塩ビを含まない素材の絆創膏がおすすめです。例えば、ウレタンの不織布やポリエチレンのフィルムなどが使われた絆創膏です。

通気性や透湿性が悪い絆創膏を使うと、蒸れてしまう原因になります。

また、傷口にやさしいアクリル系の接着剤を使用した絆創膏もあり、天然ゴムアレルギーの心配を軽減できます。

絆創膏選びと湿潤療法のすすめ

「最近、湿潤療法っていう言葉をよく聞くけど、傷は乾かすのが普通じゃないの?」

従来、傷を清潔に保ちながら自然治癒を促すためには、傷口を消毒して乾燥させ、絆創膏やガーゼで覆ってかさぶたを作る方法が一般的でした。この方法では、ガーゼを何度も取り替える必要があり、その度に痛みを伴っていました。

しかし、最近になって傷口を意図的に乾燥させずに、湿潤環境下での治癒を促す「湿潤療法」が注目されています。

「ハイドロコロイド絆創膏」など、ドラッグストアでも手に入る商品があり、皮膚科や小児科などの医療機関でもこの治療法が採用されています。

この方法は特に、切り傷やすり傷、軽いやけど、治りにくい傷に向いています。

湿潤療法のメリットは以下の通りです。

  • 湿潤環境で細胞の活動が活発になります。
  • 傷口を消毒しないので、周囲の健康な細胞を守れます。
  • 結果として、痛みが少なく、傷跡が残りにくく、治癒も早くなるとされています。

湿潤療法の実践方法

「ハイドロコロイド絆創膏はいつ交換すれば良いのかしら?」

ハイドロコロイド絆創膏を使う際に、そのままで良いと思ってしまう人もいますが、以下に自宅で簡単にできる湿潤療法の手順を紹介します。

  1. 傷口を清潔にする:流水で30秒以上傷口を洗い、死細胞や汚れを取り除きます。これは細菌の増殖を防ぐためにも重要です。
  2. 湿潤治療専用の絆創膏を貼る:傷口全体を覆うようにして貼ります。体液が足りない場合は、白色ワセリンを塗ることもできます。
  3. 定期的に交換する:絆創膏を放置せずに、2〜3日ごとに傷の様子を見ながら必要に応じて交換します。特に汗をかいた後はかぶれの予防のためにも交換が必要です。交換する際は、傷口を洗い直し、水分をしっかり拭き取ってから新しい絆創膏を貼りましょう。

ハイドロコロイド絆創膏を交換する時は、新しく形成された皮膚を傷つけないように慎重にはがしましょう。はがしにくい場合は、温水を利用すると良いでしょう。

もし新しい皮膚を傷つけてしまったら、新しい絆創膏を貼って再び治療を続けてください。

湿潤療法は多くのメリットがありますが、自分で管理する場合には注意が必要です。

特に、傷口からの体液の量が多い場合や、汚れが多い場合は、細菌の増殖が促される可能性があります。

傷口が化膿していないか、感染していないかを常にチェックし、不安がある場合は専門の医療機関で治療を受けることをおすすめします。

ハイドロコロイド絆創膏と従来型絆創膏の違い

従来の絆創膏は主に、傷口を保護し一時的に治癒を助けるために使用されます。これらは傷口が自然にかさぶたを形成するまでの保護を目的としています。

一方で、ハイドロコロイド絆創膏は傷口からの体液を吸収し保持することで、乾燥を防ぎながら治癒を促進します。これにより、傷口を治癒に必要な自己の体液で覆い、治癒を早めることができます。

絆創膏の上手な使い方:しっかり貼って、痛くなく剥がすコツ

しっかり貼る方法

動きの激しい指先や関節に絆創膏を貼る際、すぐに剥がれてしまうことがよくあります。

そんなときは、絆創膏に細かな切り込みを入れて、それを交差させる形で貼ると良いでしょう。

特に指や関節などの動く部分に適しており、動きやすさを保ちながらもしっかりと固定できます。

痛くない剥がし方

絆創膏を剥がす際、皮膚が引っ張られると痛みを感じることがあります。お風呂で剥がす方法もありますが、ベビーオイルを使うという手もあります。

絆創膏の上から直接傷口に触れないようにベビーオイルを塗り、よくなじませれば、スムーズに痛みなく剥がせます。剥がす際は、皮膚を軽く押さえて皮膚が引っ張られないようにしてください。

まとめ

絆創膏による不快な臭いは、細菌の増殖が原因であることがわかりました。湿気や汗で絆創膏が白くふくらむと、細菌が繁殖しやすくなります。

そのため、重要な対策は以下の通りです。

  • 毎日の絆創膏の交換
  • 濡れたらすぐに新しいものへの交換
  • 通気性が良い絆創膏の選択

使用する絆創膏の種類にかかわらず、定期的な交換が大切です。これからの暖かい季節は、特に汗をかく機会や水遊びをする機会も増えるため、こまめに交換して快適に過ごしましょう。

 

 

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