10円玉をピカピカにする方法のひとつとして、酢が使えます。
酸性の洗浄剤や食品を上手く利用すると、10円玉をきれいにできるんです。
ただ「10円玉を酢で磨くと違法」という噂を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では、10円玉を磨くと違法なのかと、10円玉をきれいにする方法をもっと詳しくご紹介します。
10円玉を磨くのは違法になるの?
10円玉を磨く行為自体は、違法ではありません。酢でピカピカに磨く行為も違法ではありません。
しかし、硬貨に関する法律で、硬貨をつぶしたり、意図的に壊す行為は禁止されています。
つまり、硬貨を溶かしたり、わざと破損や変形を加えるのは許されないというわけです。
ですので、10円玉を磨くくらいであれば、硬貨に穴が開いたり、刻印がつぶれたりすることはないので、問題はないと言えます。
ただし、過度に磨きすぎると、変形してしまう可能性があるので、注意が必要です。
10円玉をきれいにする方法
自宅にある身近なアイテムで、10円玉をきれいにすることができるんです。家庭によくある酸性の調味料や洗剤を使うと、10円玉の汚れを取り除けます。
10円玉が汚れる一因は、空気中の酸素と反応してできる酸化銅、つまりは錆なんです。
効果的なのは、酸を使って銅の酸化を逆に戻す化学反応を利用することです。
酸性調味料を使う
酢やレモン汁、ケチャップ、ソースなどが役立ちます。
これらに含まれる塩分が錆を溶かし、より綺麗にする効果を発揮します。
クエン酸を使う
水で溶かしたクエン酸液や、ペースト状に濃くしたクエン酸が効果的です。
掃除用洗剤を使う
酸性のトイレ洗剤やお風呂用洗剤を使用するのも一つの方法です。
これらに浸した後、布やブラシで優しく磨き、水洗いして乾かしましょう。水分が残ると錆の原因になりますからね。
10円玉は青銅で作られていて、洗浄することで、新品の時のような輝きが戻ります。
10円玉が汚れる原因は錆と手垢
10円玉の汚れには、銅が酸化して変色したり錆びたりするものと、手垢によるものの2種類があります。
特に銅の酸化による変色には、酢に含まれる酢酸がとても効果的です。
例えば、10円硬貨を酢に浸けると、酸化銅を溶かして硬貨を綺麗にできます。
一方、手垢の汚れには重曹が有効です。
重曹をペースト状にして10円硬貨を磨けば、研磨作用があり、アルカリ性のクリーナーとして手垢を落とせます。
なので、10円玉をより輝かせたいときは、まず重曹で表面の手垢を取り除いてから、その後で酢に浸けるといいでしょう。
ちなみに、手垢の汚れは消しゴムでも取り除けます。
101円玉の凹凸に完全に届くわけではありませんが、見た目はずっと綺麗になりますよ!
なぜ10円玉は簡単に綺麗にならないのか
普通の洗剤では、10円玉の汚れを落とすのはなかなか難しいものです。
これには理由があります。10円玉の汚れの種類は、普通の汚れとは異なります。
主な原因は、10円玉の銅が空気中の酸素と反応して酸化銅という黒ずんだ層に変わってしまうことです。
この問題に対応するには、酸を使って酸化銅を分解し、まだ酸化していない銅が表面に出るようにする化学反応を活用します。
さらに、塩を加えることで、錆を溶かす力を強化し、よりきれいに磨くことができます。
長時間浸けるとどうなる?適切な時間は
ただし、長時間そのままにしてはいけません。
10円玉をきれいにするために酢に浸す最適な時間は、だいたい3分から10分ほどです。
その後は、ブラシや布で優しくこすり、水で洗い流してよく乾かしましょう。
水分が残っていると、錆の原因になり、硬貨が劣化することもあります。
それでも汚れが取れない場合は、手垢が原因の場合が多いので、ブラシでこすったり、重曹で磨くといいでしょう。
ただし、酢に長時間浸けるのはおすすめできません。
浸ける時間が長すぎると、硬貨が緑色に変色してしまうことがあります。
これは緑青と呼ばれる酢酸に反応してできる錆ですが、これもまた硬貨を劣化させる原因となり得ます。
まとめ
10円玉を磨くこと自体は違法ではありません。しかし、硬貨を溶かしたり、わざと破損や変形を加えるのはNGなので注意しましょう。
10円玉は、家庭にあるもので簡単に綺麗にすることができます。
酸性の調味料に浸けるだけで、驚くほど輝きを取り戻すことができるんです!
この方法以外にも、家にあるさまざまなものが使えそうです。
適切な方法を選べば、10円玉だけでなく、他の銅製品も輝かせることができます。
ぜひ、この機会に試してみてください。その効果にきっと驚くはずです!