最近、テレビで取り上げられた珪藻土バスマットが、家具店や雑貨店に頻繁に登場しています。
しかし、実際に使い始めた多くの人が、吸水性の低下や冷たさなどの問題から使用をやめることを選ぶようになりました。
この記事では、珪藻土バスマットの使用をやめる人々が抱える共通の問題点を掘り下げ、解決策と正しい廃棄方法を提案します。
珪藻土バスマットを使わなくなる主な理由
珪藻土は、単細胞のプランクトンである珪藻の化石から作られた素材で、数多くの微細な穴が水分を素早く吸収し、消臭効果も期待できるとされています。
これにより、珪藻土バスマットは濡れた足を迅速に乾かすのに最適です。しかし、使い続けるうちに出てくる多くの不便さが原因で、多くの人が使用を止めています。
吸水力の減少
多くの利用者が、使い始めてから数ヶ月で吸水力が顕著に低下すると感じます。
また、使用しない時にはマットを立てかけて乾かす必要がありますが、これが意外と面倒な作業となることがあります。
吸水力が落ちた場合、紙やすりで表面を削ることで改善する方法もありますが、これはかなりの労力を必要とします。
意外と手間のかかるメンテナンス
珪藻土バスマットは、週に一度は陰干しをする必要がありますが、これを怠るとカビが生じやすくなります。
さらに、バスマットは風呂上りに付着する皮脂や石鹸カスも吸収しますから、汚れが目立つようになります。特に小さな子供や女性が使うと、尿や血が付着することもあり、定期的な清掃が避けられません。
これらの理由から、多くの人がバスマットを洗濯機で洗う方が楽だと感じています。
取り扱いの難しさと床への影響
珪藻土バスマットは日常的に立てて保管することが推奨されていますが、その重さ(1〜2kg)と扱いの難しさが問題です。
不安定な場所に立てかけた場合、倒れてしまう危険があり、小さな子供がいる家庭では事故につながる恐れもあります。
また、珪藻土バスマットの硬さが床に細かな傷をつけることもあり、特に新居での使用は慎重になるべきでしょう。滑り止めやタオルを敷く方法もありますが、これにより本来の利点が失われがちです。
冬の冷たさとその影響
珪藻土バスマットの冷たさは、使用を見直す理由の一つとなっています。珪藻の化石から作られたこのバスマットは、外気温の影響を受けやすく、特に冬場に脱衣所が冷えていると、マット自体も非常に冷たく感じられます。
夏場はその冷たさが逆に快適に感じられることもありますが、冬場はお風呂上がりの体を急速に冷やし、不快感を与えることがあります。
素材の脆さとその問題点
珪藻土バスマットは独特の製法により非常に脆い素材で作られています。不安定な場所や平坦でない場所での使用は、すぐに割れてしまうリスクを伴います。
たとえば、浴室の入口や床下収納の上など、不安定な場所では使用が難しいです。子供がマットの上で遊ぶことも割れる原因になり得るため、珪藻土バスマットの利点を生かしながらも、扱いやすさや脆さを考慮して、取り扱いには十分な注意が必要です。
珪藻土バスマットの廃棄が難しい理由
多くの人が珪藻土バスマットの使用を止める際に廃棄方法に困っています。珪藻土バスマットは重く大きいため、どのように処分すれば良いかが問題となります。
マットの処分方法は含まれる素材によって異なるため、特に注意が必要です。
珪藻土バスマットの適切な廃棄方法
珪藻土バスマットにはアスベストが含まれている可能性があるため、廃棄前にこの点の確認が必要です。アスベストは通常使用では健康に影響はありませんが、削ったり破損したりした場合の飛散は避けるべきです。
廃棄時には、粉塵が飛散しないようビニール袋に密封し、自治体の指示に従ってください。
アスベストが含まれていない場合は、燃えないゴミや粗大ゴミとして処理されることが一般的です。メーカーや販売店が回収を行っていることもあるので、確認してみると良いでしょう。
珪藻土バスマットの耐用年数
珪藻土バスマットの相場は2,000~4,000円程度です。その価値に見合うかどうかで廃棄を躊躇することもあります。
一般的な耐用年数は約2年ですが、適切な手入れをすれば最大5年間持続する可能性があります。使用感に不満がある場合や生活スタイルに合わないと感じた場合は、早めに使用を中止するのも一つの選択肢です。
市場には柔軟な素材を使用したソフトタイプの珪藻土バスマットもあり、これは割れにくく扱いやすいと評価されています。
まとめ
従来の珪藻土バスマットの使用を止めた人が多くいるようですが、新しいタイプの柔らかい珪藻土バスマットも出ています。
マイクロファイバー、麻、綿など様々な素材のバスマットがあり、自分に合ったものを見つける楽しみもあります。
最適なバスマットを選んで、快適なバスタイムをお過ごしください。