「どちらでもいい」という言葉は、さまざまなシチュエーションで重宝するフレーズですね。
この言葉を男性がよく使うと思う人も少なくないでしょう。
実は、「どちらでもいい」と言う時には、話題に対して特に興味がわかない、深く考えていない、あるいは責任から逃れたいというさまざまな理由が隠れている場合があります。
男性か女性かによって、この一言が与える印象は大きく変わり、時には好印象を与えたり、逆に悪い印象を持たれたりすることも。
今回は、「どちらでもいい」と軽く言ってしまう人たちに対して、性別の違いを踏まえつつ、どのように接すると良いかをご紹介します。
男性が「どちらでもいい」と答える時の本当の心理
何かを選ぶときに「どちらでもいい」と答えると、聞いた人は相手が本気で考えてくれたのか、それとも興味がないのかを気にすることがあります。
一方で、そう答える人は、面倒だと感じているか、深くは考えずに反応している可能性もあります。
場の状況や二人の関係性、話題の内容によって、背景にある思いはさまざまです。
では、男性が大切な人に「どちらでもいい」と言った時、心の中ではどう思っているのでしょうか。いくつかの考え方を紹介します。
パートナーに「どちらでもいい」と言われた時の心理4つ
自分で選べる楽しさ
相手から選択肢を任されると、自分の好きな方を選べる自由を楽しめます。
この時、どちらを選んでも批判はされないので、リラックスして決められます。
選ぶ重さ
しかし、選択権をもらうことで、結果に対する責任感を強く感じることもあります。
特に大事な決断をする場合は、「面倒くさい」と感じる心理が出てくるかもしれません。
このような場合、男性は負担から逃れたいと思うことがあり、その結果、良くない印象を持たれることも。
関心がないかもしれないと感じる失望
パートナーから「どちらでもいい」と言われた時、話し方や声のトーンから、自分への関心がないのではないかと不安に思うことがあります。
これは、相手を大切に思うからこそ生じる感情で、男性にとっては大きな影響があります。
隠された意図への不安
最後に、相手が何かを伝えたくても伝えられないでいる場合、その冷たい態度から男性は相手が何かを隠しているのではないかと心配になることがあります。
たとえ関係が良好であっても、このような不安は心に残ります。
「どちらでもいい」と伝えた時の心理的背景4パターン
相手の選択を尊重する気持ち
「どちらでもいい」と答えることは、選択権を相手に委ね、その決定を尊重したいという意図を示しています。
これは、相手に対する思いやりや敬意から生まれるもので、相手の希望を優先する様子を見せています。
たとえば、パートナーがどの料理を食べたいか決めかねている時に、「好きなものを選んでね」と助言することで、パートナーをサポートし、二人の関係を深めることができます。
失望や非難を避けたい心理
自らの選択でパートナーをがっかりさせたり、怒らせたりするのを避けたいために「どちらでもいい」と避ける傾向があります。
この背後には、双方に傷がつかないようにする防衛的な心理が働いていることが考えられます。
責任逃れや面倒を避けたい
選択することによって生じる責任から逃れたい、または決定する過程が面倒だと感じて「どちらでもいい」と表現することもあります。
これは、結果に対する懸念や責任を負いたくない願望の現れです。
本当に関心がない、または平等に受け入れる
時々、提案された選択肢への関心が実際にない、またはどちらを選んでも差がないと感じる場合があります。
「どちらでもいい」という言葉は、そんな本当の無関心や公平な受け入れを示しています。
しかし、このような無関心が相手に伝わると、不快感を与えかねないので、その後のやり取りには気をつける必要があります。
女性目線で捉える「どちらでもいい」の言葉に隠された意味
女性が「どちらでもいい」と言う際、その背景には男性と似た理由があるものの、女性特有の感情が絡んでくることもあります。
特にこのフレーズを使った時、男性が感じるような「頼りなさ」や「情けなさ」を女性自身が感じることは少ない点が違います。
では、女性が男性に「どちらでもいい」と言われた時、どんな心理が働いているのでしょうか。
男性から「どちらでもいい」と言われた際の女性の感じる心理4つ
決め手を委ねられた時の不満
決定事項について男性の意見を求めた際に「どちらでもいい」と返されると、全ての決断を女性に任せているかのように感じ、不満が生じることがあります。
この状態では、女性は自分が負担を背負わされたと感じ、期待はずれに陥ることがあります。
決断できない姿に感じる頼りなさ
男性が即座に決めかねる態度を見せるとき、女性はそれを優柔不断だと感じ、頼りがいのなさを感じることがあります。
多くの女性は決断力を持つ男性を望みますが、その期待を裏切る行動はがっかりさせる要因になります。
責任感がないと感じる失望
人生の大切な選択の際に「どちらでもいい」という反応をされた場合、女性は男性が責任感を持っていないと感じ、深い失望に陥ります。
結婚や家の購入といった重要な決定を共にするパートナーからのそうした態度は、信頼関係にも影響を及ぼします。
関心がないことによる不安
日常的な会話や選択においても「どちらでもいい」と言われた場合、女性は自分への関心の低下を感じ、不安になることがあります。
関係を大切にする態度が見られないと、それが二人の間の距離を広げる原因となり得ます。
「どっちでもいい」と言われた時の上手な対応方法
「どっちでもいい」という言葉を使うことで、言った本人も聞いた人もしばしば満足できない結果になることが少なくありません。
このような状況で生まれがちな微妙な空気や、それによって起こる可能性のあるトラブルを避けるためには、どのように対応するのが適切なのでしょうか。
相手の本当の希望を聞き出す
「どっちでもいい」と言う人は、本当は何か希望があるけれど、遠慮や不安でそれをストレートに伝えられないことがあります。
「実際にはどうしたいの?」と掘り下げて聞くことで、相手も本心を話しやすくなり、お互いの理解が深まります。
急がずに時間を与える
選択に悩んでいる時、急かされると「どっちでもいい」と答えてしまいがちです。
そうならないように、重要な決断には「時間をかけて考えてもいいんだよ」と伝え、プレッシャーをかけずにじっくり考える余裕を提供することが大切です。
まとめ
- 「どっちでもいい」は、実際にはどちらにも納得していない状態を示している。
- 不満や誤解を避けるためには、相手への理解と尊重が必要。
- 対話を通して互いの本音を探り、信頼関係を築くことが関係をより良くする鍵。
「どっちでもいい」という言葉をめぐる心理と、それに適した対応方法についてご紹介しました。
対話を大切にし、相手の感情や意見を尊重することで、より充実した関係を築くことができるでしょう。各々の言葉に込められた意味を理解し合うことが、信頼と理解を深める第一歩になります。