マンションを選ぶ理由にはさまざまなものがありますね。強固なセキュリティや、冬に暖かく過ごせる高い気密性などが挙げられます。
ただ、マンションの中でも特に1階は、湿気が問題となることが多いです。1階にお住まいの方にとって、湿気は頭の痛い問題かもしれません。
そんな1階のマンション住まいの方々に向けて、手軽に実践できる湿気対策をいくつか紹介します。
これらの対策を取り入れて、湿気の問題を克服しましょう!
マンションの階層別湿気事情
マンションは一般に気密性が高く、湿気を保持しやすいと言われます。
でも、実際には階層ごとに湿気の程度には違いがあります。
それでは、階層ごとの湿気の状況を見ていきましょう。
最下階
家族に小さい子どもや高齢者がいる場合、よくマンションの最下階が選ばれます。
ここは地面の湿気が直接影響し、湿度が高くなりがちです。
中間階
中間階は、上下の住居に挟まれているため、比較的湿気が少ないと言われています。
最上階
最上階では、下には住居があるものの、屋根があり外気温の影響を受けやすいです。
このため、温度差が生じやすく、結露や湿気が発生しやすいです。
最下階での湿気の問題
最下階に住むと、湿気が溜まりやすいことがよくあります。
実際、私もマンションの最下階に住んでいて、湿気の問題を経験しています。
一軒家で育った私は、結婚して初めてマンション生活を始め、冬の温かさや夏の冷房効果に感動しましたが、同時に湿気の多さにも驚きました。
マンションでの最初の年、十分な換気をせずに過ごしていましたが、冬が終わりかけの時、クローゼットを整理していると、結露が起きて壁側の衣服にカビが生えているのを発見し、ショックを受けました。
同じように最下階にお住まいの方なら、こうした経験があるかもしれません。
マンションの1階に湿気が多い理由
マンションの1階に湿気が多いのは、どうしてでしょうか?
その主な原因としては、地面から湿気が上がってくることが挙げられます。
1階は地面に直接触れているため、湿気がたまりやすいのです。
また、1階は下に別の部屋がないので、周囲より冷えやすくなります。
この冷えることで、室内との温度差が生じ、結露が発生しやすくなるのです。
そして、防犯の観点から1階では窓を閉めきっていることが多いですが、これが換気の機会を減らし、結果的に湿気を増やすことにつながっています。
費用をかけずにできる簡単な湿気対策6選
マンションの1階に住むのは、いくつかの利点があります。
特に、小さい子供がいる家庭には、上の階と違って足音を気にする必要がなく、外に出やすく、健康的な生活が送りやすいですね。
そんな1階でも、快適に過ごすための簡単な湿気対策をご紹介します。
湿気対策1 こまめな換気
私の経験からも、換気は非常に重要です。
寒い日でも、毎日できるだけ窓を開けて換気することが大切です。
押し入れやクローゼットも開けておくと、空気の循環が良くなります。
窓のないお風呂場は湿気がこもりやすいので、換気扇の使用をお勧めします。
湿気対策2 家具と壁の間にスペースを
家具を壁にぴったりとくっつけると、湿気がたまりやすくなります。
家具と壁の間に少しスペースを空けると、湿気対策に効果的です。
湿気対策3 除湿剤や湿気取りの利用
市販の除湿剤や湿気取りを使うのも良い方法です。
我が家では、クローゼットに置いていますが、水がたまるのを見ると効果を実感できます。
特に大きめの湿気取りがおすすめです。
湿気対策4 湿気発生を抑える工夫
湿気を減らすのは難しいかもしれませんが、日々の生活で工夫することが大切です。
たとえば、洗濯物は部屋干しを避けて換気の良い浴室で干したり、観葉植物を減らしたり、お風呂のお湯を長時間そのままにしないなど、自分に合わせた方法を試してみましょう。
湿気対策5 除湿機を活用する
雨の日など、湿気が多くなる日には、外の空気を取り込む代わりに、エアコンの除湿機能や除湿機を使いましょう。
移動式の除湿機はどの部屋でも使えて便利です。
湿気対策6 屋外と室内の温度差を小さくする
室内と屋外の温度差が大きいと結露が起きやすくなります。
たまには窓を開けたり、ドアを開けて、温度差を少なくすることが効果的です。
マンションの1階の湿気対策まとめ
マンションの1階は、一般的に湿気が溜まりやすいです。特に梅雨の時期は湿気が多くなるので、しっかり対策が必要です。
ただし、湿気は階層だけでなく、建物の構造や気密性によっても異なるので、住まいの状況に合わせて対策を行ってください。
今回ご紹介した対策は、手軽にできるものばかりです。ぜひ実践して、マンションでの生活をもっと快適にしましょう!